皆さんこんにちは今日のでんき予報を始めます。
今日はじゃんJEPX日本卸電力取引所についてご説明します。

J E P XとはJapan Electric Power Exchangeの略で、
日本で唯一電気の売り買いができる市場になっています。
これは皆さんは直接電気は買ったり売ったり出来ませんが、
皆さんが電気を買っている小売電気事業者がこのJEPXを通じていつも電気の調達をしています。
電気とはみなさんご存じの通りためておくことができません。

つねに、使う量、発電する量同じ量を使わなければなりません。
電気は貯めておくことができないので、
常に使う量、売る量同じように調整する必要があります。

そこで今まで電力自由化する前、
大手電力会社の場合は、発電設備送電設備、小売りの機能を全て持っていたので
自社内で調整ができていたのですが、
新電力に関しては小売の機能しか持っていないところがほとんどです。
なので電気の調達というところに困ってしまっていました。

そこで出来たのがこのJEPXです。
この市場を介して新電力事業者はいつでも電気を調達できるようになりました
便利ですね。

では日本の電気このように日本地図があるんですけれども沖縄以外のすべてのエリアで電力卸売市場が発達しています。
地図を見てもらうとこのように大きく分けて4つの部分に別れることができます。
まず1つは北海道エリア、青森との間には地中の連系線が埋まっています。
ただそこの容量はあんまり電気を通すことができないため、
北海道では独立した値段がつきがちです。

あとは本州皆さん知ってる方、知ってない方いるかと思いますが、
なんと東エリアは50hz、西エリアは60ヘルツと周波数が分かれています。
電気を通すときにはこの周波数を合わせなくてはいけないため
この辺ですね、ちょうど山梨県のあたり静岡県の当たりに
この周波数の調整というものがあります。

ここも電気を通す時に調整をしなくてはいけないため
市場が割れやすくなっています。
そして最後は九州エリアこちらも北海道と同じように細い連系線しかないため
市場価格が割れやすくなっています。

電力卸売市場の価格は毎日30分毎に変わってきます。
明日使う電気を今日入札するんですけれども
30分毎に季節によって時間によって価格が変わってきます。

では電気の価格どうやって決まるのでしょう?
主には需要と供給なんですがお天気、気温だったりとか
あとは原油の価格にも左右されます。
それから原発だったり大規模火力発電所の稼働状況
あとは今みたいなコロナといった情勢によっても原油価格が
左右されますので電気の市場にも価格の影響が及んできます。

ちなみに今の時期需要が少なくて
しかも太陽光発電がいっぱい発電するので九州エリアなんかでは
昼間電気の値段は0.01円とか値段つけることもあるんですよ。

まだまだ市場価格の動きには注目です!
今日の電気予報でした。

それでは皆さんいってらっしゃい

<概要欄>
是非気になった方はチャンネル登録お願いします!
はじめて電力を勉強する方におすすめ電力入門youtubeチャンネル!
「電気予報士」なな子のおでんき予報
https://www.youtube.com/channel/UCUvo2HPKy9vzABXfCHMd-JA

電気をもっと詳しく勉強したい方におすすめ電力中級
youtubeチャンネル+note!勝手に『電力2.0』
youtube https://www.youtube.com/channel/UCSXeVGcuwg6wq5nhiw2Tnqg
note https://note.com/j20364/m/ma9d5d6be7b89