電力料金の削減をしたいと検討してから真っ先に思い浮かぶのが「節電」であったり、「電力会社の切り替え」だと思います。

けど、その前に「自分の会社の契約形態が高圧電力か低圧電力なのかもわからない」と困っている会社の経営者・総理担当者の方もいらっしゃいますよね。そういった方のために本記事では「高圧電力と低圧電力の違い」から「見分け方」までご紹介します。

①高圧電力と低圧電力の違いは?

高圧電力と低圧電力を説明すると、契約電力が50kW以上が高圧、50kW未満が低圧となっております。

しかし、ご自身が契約している電力の大きさがわからない人も多いのではないでしょうか。そこで、何のどこを見ればいいのかについて説明します。

一般的には、高圧電力の対象となるのは主に工場、病院、大手商業施設、ビルなど電気の使用量が多い施設で、低圧電力では一般家庭、カフェ、美容院など電気の使用量が少ない施設が契約対象です。

②高圧電力か低圧電力かわからないときの見分け方!

契約容量の違いによって高圧電力か低圧電力かの違いがわかったと思いますが、自分の契約している容量なんてわからないという方もいらっしゃると思います。

そんな方のためにさらに簡単な見分け方を2つご紹介します!

〜見分け方①〜

高圧電力にはキュービクルの設置が必要

マンションの外や線路の近くにこのような機械を一度は見たことがある方も多いのではないでしょうか。これはキュービクルと呼ばれる変圧設備になります。

これが高圧電力の場合には設置しなければなりません。縦長の箱状のようなもので外側に変電設備のマークが付けられています。

〜見分け方②〜

電力明細書から確認!

各電力会社が出す電力明細書は多少の違いはありますが、このように契約種別の欄を見ていただくと「低圧電力」、「低圧高利用契約」、「高圧業務用電力」などがあります。

契約種別の名称の中に、「高圧」と「低圧」の明記がありますのですぐに自分の契約がどちらなのか把握することができます。

この「高圧」と「低圧」の違いは電気代を下げる上でとても大事な項目となってきます。なぜなら、電力会社がだすプランがそれぞれで全く異なるからです。

それでもご不明な場合には、明細書をエネオクにお送りください。こちらで判別のうえ、電力をお使いいただく方に一番いい提案をさせていただきます。

③電力自由化の軌跡

実は、高圧部門の電力自由化は2000年から始まっていた!

出典:電力の小売り全面自由化ってなに?(資源エネルギー庁)

2016年4月の電力自由化は一般家庭が対象になるということで大々的にマスメディアなどでも取り上げられ、話題になりましたが、実はデパートやオフィスビル、大型工場などのいわゆる「特別高圧電力」の区分では2000年から電力自由化が始まっていました。

2000年3月に「特別高圧」区分の大規模工場やデパート、オフィスビルといった施設が電力自由化になり、その後

2004年4月・ 2005年4月に「高圧」区分の中小規模工場や中小ビル、そして

2016年4月1日から「低圧」区分の一般家庭、カフェ、美容院などの施設が電力自由化になりました(電力の小売全面自由化)。

④高圧電力の切り替えの際、ココに注意!!

2004年から「高圧」区分での電力自由化がスタートしたこともあり、企業向けにお得なプランで電力販売をしている新電力も多くあります。

しかし、実際には電力販売の実績がない新電力も数多くあります。登録されている電力小売り事業者の数は現在、なんと588事業者数にも及びます。(令和元年5月31日現在)

<ポイント①>販売実績のある電力会社を選ぼう

また、電力料金が安いからといってその新電力に即決するのは少し不安なところです。電力料金の安さはもちろん大事ですが、切り替えをした後のアフターフォローも何かあった時すぐに対応してくれるのか把握しておくことも重要です。

<ポイント②>サポート体制もしっかりチェックしよう

⑤電力会社の切り替えならリバースオークションがオススメ!

  • リバースオークションとは?

通常のオークションのことを”競り上げ方式”と言いますが、リバースオークションは”競り下げ方式”と言います。

つまり、その名の通り通常のオークションとは”逆”の方式を取っており、商品に対して値段が下がっていく(競り下げ)ことを指します。

この”競り下げ方式”は日本政府でも、2010年7月4日に閣議決定をして、歳出削減のためのリバースオークションの試行を始めました。その結果、95件で17.04%、合計3722万円の効果がでて、「事業仕分けを超える最大の歳出削減」として期待されています。

  • 相見積サービスとは何が違う?

従来の電力切り替えの際に、複数の電力会社から相見積(一括見積もり)をとる様なサービスでは業者は1回だけ見積もりをとり、一番安い業者が受注をするといった流れになります。

それに対して”競り下げ方式”は、落札したい業者が何度でも価格を下げて入札することが可能なので相見積サービスよりも一般的には価格が安くなります。

実際に、イギリスでは2010年に政府歳出削減のために”競り下げ方式(リバースオークション)を導入し、調達コストを14%も引き下げた実績があります。

⑥高圧の電力料金を安くするならエネオク

いかがでしたでしょうか?これであなたも「高圧電力と低圧電力の違い」がきちんとわかったと思います。

もしまだよくわからないという方はエネオクにお問い合わせください。

弊社の担当のものが丁寧に解説させていただきます!

また、エネオクでは「電力料金の削減をしたい!」という方のために業界初電力料金の競り下げサービスを運用しております。

少しでも気になる方は一度弊社までお問い合わせください。

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